インド料理のスパイスについて

薬膳スパイスのすすめ

ガンジスのお料理には様々んばスパイスが使われています。
そのスパイスには薬膳的な効能があるとされています。
一体どのような効果があるのか。
スパイスのこと、少しだけ知ってみませんか?

薬膳スパイス
薬膳スパイス

 

スパイスとは自然の植物の葉茎・花・つぼみ・果実・種子・木皮・根塊を乾燥させた天然のもので、とても体に良く、薬膳カレーと言われるゆえんです。

しかもスパイスにはビタミン・カルシウムが豊富に含まれている他にも、重要な物質一例、植物化学物質(細胞のガン化を抑える効果がある)や、抗酸化物質 (体内では、酸素が利用される過程で、活性酸素がつくられます。活性酸素は増えすぎると、細胞膜やDNAを傷つけ、ガンなどの病気や老化の原因となること が分かってきました。活性酸素を消去し、体内で起こる有害な酸化反応を抗制し病気の発症を防ぐ働きのある物質を抗酸化物質といいます)が豊富に含まれてい ます。スパイスには血行を良くし、かつ血液をサラサラにする作用があるのです。
病気の大半は血液の汚れからくるので、血液をきれいに保つことが、日本人の主な死亡原因であるガン・脳血管障害・心臓疾患等を含む、万病の予防になるのです。

カルシウムが不足すると、筋肉の動きが円滑に行われなくなったり、血管の拡張や収縮、ホルモンなどの分泌にも支障をきたします。心臓も筋肉からできている ので、危険な状態です。カルシウム不足が原因で起こる病気として、最近よく耳にする「骨粗鬆症」やアルツハイマー病型痴呆症(1994年東京大学医学部長 の研究報告より)などがあげられます。
現代日本人は、他の栄養素の摂取量はほぼ足りていますがカルシウムだけ、不足しています(厚生省発行「国民栄養の現状」より)。神経の緊張が高まって、イ ライラしたり、筋肉の動きが円滑に行われないために起こる筋肉のけいれんやつっぱりは、カルシウム不足を知らせる危険信号なのです。
常日頃、”おいしい”と思って食べているものが、果たして身体に良いのかどうか、不安に思ったことはありませんか?おいしくて且つ身体に良いのであれば、安心して食べられます。人間の体質は食生活を変えることで、3日で変わるのです。
食べたいものを食べながら毎日を健康に過ごすために、ぜひガンジスのカレーをお役立てください。

 

薬膳スパイスの効果

ターメリック・ウコン

肝臓病、健胃、利胆薬などに効果あり。体質改善、皮膚病、脂肪を減らしコレステロールを抑制し、肌につやを与える。抗酸化力が強くガン予防効果があります

インド料理ガンジス・ターメリック・ウコン

カルダモン

食欲不振・膨満感・便秘などを改善。
種をいくつか口に含むと口臭予防にもなります。

インド料理ガンジス・カルダモン

クローブ・丁子(ちょうじ)

腹痛、胃痛、のどや歯痛などの鎮静効果あり。
胃の調子を整えたり、消化促進、血流を良くします。

クローブ・丁子(ちょうじ)

クミン

消化機能を促進し、解毒作用がある。
腹痛や腰痛に効く。

クミン

カイエンペッパー

血行を促進し、体を温める。
体内の脂肪を燃焼させる働き、食欲増進に効果がある。

カイエンペッパー

フェンネル

下痢、腹痛に効く。
消化促進、健胃、解毒作用がある。
生理不順、老廃物の排出に効果あり。

フェンネル

シナモン・ニッキ

腹痛、下痢剤に使われ、胃腸の働きを高め、内蔵を強化する。
血糖値を下げたり、血流を良くする効果があります。

シナモン・ニッキ

ベイリーフ・月桂樹

関節炎、リューマチ、かゆみなどの皮膚病、歯痛に効く。髪の成長を促進し、フケを抑える。
鬱やパニックの時に、情緒を安定させる効果があります。

ベイリーフ・月桂樹

ジンジャー

生姜の香りの成分であるショウガオールや、辛味成分のジンゲロンには強い抗酸化作用があり、活性酸素を除去してがん予防に効果があるとされています。心臓 を刺激して血管を開き、血行を良くするので体を温め、また、肝機能の強化、白血球の機能を促し体内の毒素を分解・処理してコレステロールの低下作用もあり ます。健胃作用・抗潰瘍作用、鎮吐作用、腸の蠕動運動にも効果があります。また抗菌・抗原虫作用、鎮痛作用もあるとされているため生姜は民間薬としても重 宝されてきました。

ジンジャー